21.06.07
意外と楽しい作業[翻訳系]
最近取り引きの始まった会社からもらうのは、主に翻訳チェック。
今風にいうとマニュアルのローカライズというやつだが、何のことはない、輸出モデル用に取説を
翻訳しなくては…という事で、できあがったモノをチェックしている。
いつも英語からドイツ語に翻訳されたものを見ているが、これが結構楽しい。まさに日本にいた頃の
仕事と同じだし、やっぱり慣れてたのかなあ?勝手が分かっていて安心と言うことで、会社側からも
結構重宝がられ、有り難いことにどんどん仕事を割り振ってくれる。しかも結構まとまった量で。
…おかげでそもそもの独日翻訳を断らなくてはならない事もあり、ちょっと切ない気分。遊びにも
いけないしねえ…。
同じチェックでも、独日より英独でドイツ語をいじっている方が楽しいし、精神衛生上にも優しい
感じがするが、これはネイティブではないからなんだろうな。やっぱり、ドイツ語好きなのかなあ?
(それはないわ~、というツッコミが入りそうですが)
マニュアルの品質については用語やスタイルが特にポイントになるのか、うるさく言われる。とりわけ
日本の企業はその傾向が強いらしく、かつてネイティブの翻訳者がブーブー言っているのを耳に
したことがある。曰く、「クソ食らえ」だそうな。
すでにあるものをチェックするのはやっぱり楽…というと語弊があるが、どこまでも受け身。
自分が翻訳する時のように、訳語求めて頭をかきむしるような焦燥感はない。
そのかわり用語が統一されているかとか、文法がおかしくないかなんて、目を皿のようにして探す
のも結構な労力。ドイツ語の間でひっそりと「and」なんて単語を見つけると、宝でも探し当てた様な
気になるものだ。
翻訳と違う力と視点が求められ、それは自分が翻訳側に回る時に役に立つという事は、まあ承知
済みのことだしね。
こういうちまちました作業が楽しいなんて、やっぱり私も日本人なのね、と思ってみたりもするが、
それだけやっても、こっちで手にするマニュアルから間違いは消えないのは何でだろうね(思い
当たる節は多いけど)。
02.05.07
どこかで誰かが[翻訳系]
日本はGWで、なんだかのんびりしているのかもしれないが、こちらはメーデーにあたる5月1日
が休みなだけで、あとは全く普通に世の中が動いている。
どこかで誰かが休んでいる間に、どこかで誰かが働いている…ということで、GW明けに納品される
予定の翻訳のチェック業務がやってきた。チェック自体はこちらに来てからやっていないので、
かなり久々。しかも日本語原稿は初めてだ。
もともと自分が担当するはずだった原稿なのだが、週末はドレスデン、昨日はハンブルクへ行く
予定が元々入っていたので、生意気にも断ってしまった。じゃあせめてチェックだけでも、と言って
頂いたので、引き受けることに。これまで英語原稿やドイツ語原稿は見たことがあったが、日本語
翻訳者さんの原稿をみるのは初めてなので、勉強になるかもと思って受けたという次第。
実際やってみるとこれがなかなか辛い(笑)担当している翻訳の出来云々ではなくて(勿論それで
辛いケースもあるだろうけど)、「力の入れ具合」が分からないので困る。
つまりどこまでいじっていいのか。
明らかな誤訳は問題外だけど、そうじゃない場合というのは結構「好み」の問題だったりすることも
多い。そんなところを直し始めたりするときりがないし、もちろん翻訳者さんだってあんまり良い
気はしないだろう。「私だったらこうするのに…」と思う反面、「添削じゃないんだから」とも思う。
品質管理として「読みやすい日本語」に仕上げるのは大事だけど、翻訳者さんの文章を生かす
ものでなくては、な~んて。
他人の「思い通りにならない」訳文をいじるなら、「私がはじめからやっとけば良かった」なんて思う
のは、これはやはり母国語だから?ドイツ語のチェックの時は、文法や訳抜けばかりに眼が行って
美しい訳文かどうかまで思いがいたらなかったものなあ。
まあこれも客観的にみる立場だから何とでもいえるのだが、自分が翻訳者の場合だと、納品後に
チェッカーさんが自分の訳文にどんな判断を下しているのか考えると、身のすくむ思いがするって
こともあるモンだし。
どこかで誰かが翻訳している間に、どこかで誰かが訳文に悪態をついている…のかも。(コワー)
05.10.06
やりたいこと、やるべきこと[翻訳系,身辺雑記]
突然仕事が入ってきた。一年以上も前に登録したっきりの会社から、打診を受けたのだ。
思いがけない事だったので、ちょっと挙動不審になりつつも、結構な量の資料翻訳を引き受ける。
締め切りは11日…大丈夫かいな。
もともと違う分野で登録してもらっていた筈なので、何の因果でこちらにまわって来たのかは
分からないが、コーディネーターさんはわらをも掴む思いだったのかも。。。ありがたいけど、
この会社とは初めての取引なので緊張。きっちりやらねば。
これまでとは全く違う分野の原稿なので、最適な用語を探すのに苦労している。仕事の大半は
調べものに費やされてしまう…まあ、そもそもそれに尽きる訳で、それでも作業をするのは楽しい。
略語も多いが、先日買ったばかりのDUDENの略語辞典が早速活躍してくれるので、嬉しかったり。
締め切り直後からはフランクフルトに住む先輩が遊びに来たり、日本から知人のご婦人方がやって
来る予定。合間に語学学校に通っていると(先月から行き始めた)、これだけで10月はおしまいだ。
時間があればフランクフルトのブックメッセも、と思ってみたり思ってみなかったりしていたのだが
(とかいいつつ実はライプツィヒ派)、行ってる間もなさそう…。
ちなみにフランクフルトのメッセの様子は、昨年に引き続き文学情報サイト「Literatur-Cafe」が
インタビューをPodcastで配信しているので、興味のある方はどうぞ。
他にやりたいこと
・映画鑑賞:『Das Parfum』(原作が面白かったので期待)
WMでのドイツ代表の記録映画(観客は当然ドイツ人だらけだろうな)
・ベルリン・フィル鑑賞(チケットゲット済み)
書きかけのエントリーも放置したまま早や数ヶ月…どさくさにまぎれて、突然UPしたりしているが、
大部分が記憶の彼方。とりあえずUPしたいのは
7月の旅行(ボーデン湖)
9月の遠足(ウィーン)
…せっかく写真も撮ったのだから、ぜひ載せたい。
24.11.04
うれしいような…でも[翻訳系]
求人メールが来ていた。
募集しているのは独日の翻訳チェッカーで、プロジェクトリーダーとしても
仕事が出来ると尚可…みたいな感じ。
独日翻訳へ進みたい自分としては、まさにぴったりなのかなあ。
時給だって、現在通っているところと比べると1.5~2倍位の差がある。
さすが大手の会社、と感心しきり。
ちょっといいかなあ、なんて正直思ってみたけれど…
でも、実際仕事を始めて一年ほど。経験はまだまだないにも等しい。
独日のチェックも未経験だし、勤務すると月~金フルタイムの「お勤め人」
になってしまう。…いや、「お勤め人」自体は悪くないけれど、じゃあ、今の
ところからお仕事が来たとしたら?―当然受けられないわな。
思えば経験も(勿論実力も)全くない自分を拾ってくれた所。
独語のチェック・簡単な翻訳だけじゃなく、日英のプロジェクトにも関わらせて
もらえている。
そのおかけで見えてきたものは、翻訳会社の役割と、翻訳者のポジション。
「単に訳して、ハイ終わり」ではなく、"商品"として作り上げる人たちがいるということ。
その一連の作業は地味だけど、欠かせないパートを担う人がたくさんいたのだ。
「翻訳」という仕事の流れにじかに接することが出来るのは、単純に興味深く、
面白く、将来役にたつだろうな…。
おまけに今のところは穏やかな人が多い。折に触れいろいろなことを教えて、
長い目で育てようとしてくれているのだなと思う。
…まだまだここで学ぶことは一杯ある。
06.09.04
劇的な展開[翻訳系]
8月の終わりに入ってきた仕事は、翻訳チェック。ずいぶん前から
アナウンスだけはあったのに、予定が二転三転して、今頃になった。
そういう訳で断続的に満員電車に揺られて出勤する日が続いている。
電車に乗り込んで、係員の人にはみ出した鞄と傘を押し込んでもらう
…なんて経験もしている。
たまにだからいいけど、みんな大変だなぁ。
チェック自体の仕事はこれで3度目。
お仕事の内容は、といいますと…
翻訳支援ソフトを使うので、流れとしては、まず受け取ったデータを
作業しやすいようにインポート。
実際の翻訳者さんに出す前に、こちらでできる処理はしてしまう。
例えば以前の訳例などを参照しつつ簡単な翻訳を済ませるとか、
記号や数字を整える(英1.000→独1,000とか。細かいでしょ?)とか…。
いよいよ作業も佳境に入ってきたが、慣れると結構単調なのか、
昼下がりには必ず猛烈な睡魔がやってくる。そんな時にチェックを
入れた箇所は、後で見直すと必ず「翻訳したのにチェックマーク入れ
忘れ」になっていたり…。
仕方なくドラッグストアで「眠気防止薬」という名のカフェインキャンディ
を買ってきた。苦くてまずいんだ、これが。
中途半端に珈琲っぽい味なのがなんともいえない。
そんなことが数日続き、今はなんとか翻訳者さんに出し終えて、戻って
くるのを待っている状態。今回は事前の準備期間に余裕があったので、
簡単な翻訳はこちらで済ませることも出来たから、出来上がりの際の
チェックはかなり楽そう♪と思っていたら…
昨日の地震で、翻訳者さんのPCが落ちたらしい(机から)。ついでに、
というか当然というか、データも落ちたらしい…。
劇的な展開。
明日仕上げの予定だったのに…。
04.06.04
時給換算[翻訳系]
梅雨を目前にして、つかの間とはいえ好天が続いていて嬉しい。
夏生まれなのに暑いのが苦手で 何よりも湿気大嫌いだから、
ドイツみたいに25度前後、湿度30~60%みたいな日が続くと幸せ。
すごしやすくて、一年中こんなんだといいなあ、なんて思う。
何よりも、私の天然パーマがおさまっているのがイイ。
気候のせいか、普段は出不精なのに、どこかぶらぶらしたくなる。
でもこういうときに限ってずっと家でおしごと。
ここ2・3日は、先日やったVTR翻訳の資料読み&翻訳&概要まとめ。
初め、目を通してみたものの、どうも相手がが欲しがっている情報じゃないことに気づく。
うわ、気まずい。
とりあえず一通り読んで、内容をまとめてから連絡。
結局、キーとなる人物の発言を取り出して、その部分だけ翻訳することに。
出来上がった原稿を送って、「ありがとうございますー。で、お幾らになりますか?」
はたと気が付く。時給ベースでしか働いたことがないから、浮かんでこない(笑)
あちこちから相場を調べてきて、あわてて見積もりを出す。
素人に毛が生えていこうかという状態で、おまけに専門性もそんなに高くない
案件だったので、安めに設定。
翻訳オンリーだと結構ボロい額をもらえるのかもしれないが、実際の翻訳作業と準備に
費やした時間を考えて時給に換算すると、結局いつももらっているのと変わらない額に。
はてさて、良かったのか、悪かったのか。
いつか「割りにあう仕事」になることを祈るばかりだ。(って不謹慎?)
28.05.04
とにかく努力、とにかく度胸[翻訳系]
結局行けないうちに終わってしまっていた「バーバー吉野」…。
かなり魅かれるものがあっただけに、残念。
DVDで出たら見てみたいものですが。
先日届いた郵便物の中に、某翻訳会社からの給与明細を発見。
4月に初の“お仕事”が入ってきた時の分だ。
アルバイト扱いなので、金額そのものは微々たるものなのだが、
ドイツ語に関わることで報酬を得るというのは、やはり自分にとって大きな意味がある。
「ぷろふぇっしょなる」への第一歩という感じ。
今日のお仕事は映像翻訳。個人的に大きな関心を寄せている分野だけど、大抵は
経験者や専門の勉強をした人でないとなかなかお声がかからないらしいので、
どうして私がするハメになったのかはわからないのだけど…。
VTRを観、その場で訳すというのはどちらかというと通訳っぽいかな、と思いながら
作業を始めると、実際かなり大変だ。
「日常会話です」と言われていたので、安心していたところもあるのかも知れない。
実際に観てみると、全然わからん…顔面蒼白。
思い切り世間話だからなのか、会話が文章になってないのだ。
ひととおり流し観してから訳すとまた違うのかもしれないけれど、初めからひとつひとつ
聞いて、止めて、訳して…というのは精神衛生上、非常に良くないことが判った。
会話を訳すにしても、普段は流れ全体から判断していることが多いが、それを
一つひとつ拾っていくと、途端に単語が気になりはじめる。
「え?この単語、何だっけ?」というような状況が多々おとずれる。
何とか作業を終えて帰ってきたけど、もうお呼びがかからないかも…と想像し、少しヘコむ。
ドイツ語を、自分の頭の中でドイツ語のまま理解するのはたやすいことだけど
(それでも大変だけど)、それをきちんとした日本語へ置き換えるのは、ホントに大変だ!
それをその場でやってのける通訳ってスゴイな、と思った次第。
とはいえ逆に翻訳は後まで残るから、誤訳をしてもごまかせないし大変だ。
…いずれにせよ、自分の力が猛烈に足りないことと、
度胸がモノを言う世界だということだけは判った。
コレ、今日の収穫也。
