28.11.06
ドイツ語で振り返る06年[ドイツ語・ドイツ関連書籍]
毎年12月になると、その年の出来事を振りかえる雑誌や書籍を見かける。日本でも『イミダス』
のように、新語や流行を盛り込んだ用語集があるが、ドイツでもコンパクトサイズの辞典が毎年
登場する。いざというときあると便利かな~とは思うのだが、いかんせん重い。おまけに自分が
マメに用語を引くタイプではないことを知っているので、買ったことがない。
とりあえず毎年購入していたのが『Spiegel』の増刊号。日本に居る頃は、高くて毎週は買えない
「代わり」に集めているようなもので、そう頻繁に手に取ることはない。
構成自体もニュースや事件を時系列に「再編集」したような感じだし、最近はネットで検索すれば、
昔の記事なんかも見られたりするから、もう惰性で買っている感じ。
そんなときに手に取ったのは、ベン・ショットの本。
彼の作品は日本語版では『ベン・ショットの英国博覧記』というタイトルで翻訳されているのが
一点あって、ずっと興味を持っていた。
折りしも『トリビアの泉』のヒットで、小ネタや雑学系知識がもてはやされていた頃だったのだが、
今回目に留まったのは『Schotts Almanach 2007』。06年のあらゆる出来事やデータを、
テーマ別にうまくまとめてある。本家は英語版だけど、ドイツ語版は国内の実情に合わせた内容に
編集されているトピックもあり、結構手間がかかっている印象。
今年の主な出来事は当然まとめてあるが、大きな事件は背景の解説にもきちんとページを割いて
ある。W杯の決勝についても、一ページという限られたスペースに、両チームの布陣だけでなく
試合の経過・ボールの支配率やシュート・ファウル数、おまけにPKの様子まで簡潔にまとめてある。
熱心なサッカーファンなら、このページを見るだけで、決勝の様々なシーンが浮かぶんじゃないか。
他にも各種統計や各国のデータ(選挙権の年齢・死刑制度の有無・車の通行(右か左か)などが
一覧になっている!!)は眺めているだけでも面白いし、いざ探すとなると結構大変な項目もあって、
その着眼点に驚く。ジャンルも経済・芸術・文化・メディア・政治等々多岐に渡っていて、次から
次へとトリビア的なデータが飛び出してくる(たとえば日本では硬貨の支払いは額面の20倍まで
と決まっているが(昔の『臨時通貨法』)、ドイツでは額面の50倍までだったりとか)。別に知らない
からといってどうってことないんだけど、「へえ~」とか「ほお~」とか口にする瞬間が楽しいので
結構クセになる。
図表やイラストは最低限だし、カラーページもないのが少々寂しい気もするが、レイアウトにも
味があり、却って「博覧強記」的な内容に似合っているのかも。
本棚においておくのは勿体無い。初めから読むのも悪くはないが、時々パラパラとめくり、目に
留まったところを読むのがよろしい。
浴室・トイレにはこれ一冊あれば十分…そんな感じの本。今から2008年版が楽しみだ(?!)
こちらは英語(米語)版
