20.06.06
売れない理由[ベルリン・ドイツの話題,気になるグッズ]
ドイツのeBayでもやはりWMコーナーというのがある(ドイツ語ではワールドカップのことを
"Welt Meisterschaft"といい、その頭文字をとって「ヴェー・エム」と言います)。
以前紹介した各国チームのユニフォームを着たBuddy Bearsもオークションに掛けられていたが、
なかなか好評だったようだし、…まあ、要するにeBayでもWM関連グッズのコーナーは盛況。
…と思っていたら、そうではないという。eBayに売りに出したが、一向に売れる気配のないWMグッズ
があるという(もしかしてゴレオ?…そんなことを言っちゃあいけません!)。
ブランデンブルク州が先週の金曜日、ある看板を出品した。同州がFIFAから譲り受けたもので、
当然FIFA公認の品物。今回の大会モットーがドイツ語("Die Welt zu Gast bei Freunden")、英語
("A Time to make friends")で書かれているものを、それぞれ一枚ずつ出品。
サイズは高さ3m×幅3,6mで重さ150キロで、オークションで得た収益は、人権擁護団体の支援に
充てられるとの事。

散歩の途中で発見。
看板ではないし、文章も違うけど、こんな感じのものがドイツ国内のアウトバーン沿いにあちこち
立ってます。

こんなの。
オークション開始の金曜日、州の環境整備相(…と言えばいいのかInfrastrukturminister)は、自信
満々で「ファンの人にとっては何ものにもかえがたい、W杯の思い出の品になるに違いありません」
なんて言っていたものの、現在(20日)に至るまで入札者ゼロ!
即決価格は1000ユーロなのだが、スタート価格の500ユーロにも入札がない状態が、かれこれ
5日も続いている(スクリーンショット)。
これについては担当の秘書官も困った様子。「もしこのまま売れ残ったら?」との質問に、最悪
処分する可能性もある事を伺わせるような発言をしたそうな。FIFAからもらったものなので、あとは
こちらが好きにすればいい、という考えの様子。他の州もeBayへの出品を検討しているらしいし、
しばらくは同じような看板の出品ラッシュが続くのかも知れないが、そろそろあちこちでW杯関連
グッズの値引き合戦が始まっていることだし、もうちょっと安い値段から始めてもいいんじゃないか?
それから落札後の取引についても良くみると「配送せず」になっている…要は自分で取りに来いと。
150キロもある看板を、わざわざ取りに行くなんてイヤだ(配送の人も嫌がるか)。
あとこんなもの落札してどこに置くねん?という疑問もアリ。
入札がないという事は、国旗をつけた車を走らせて「WM!WM!」と浮かれてるドイツ人も、まだまだ
正気なのかなあ…なんて。
補足:日本でも自治体によるオークションへの出品が増えているけど、これはドイツでも盛んな様。
最近の例では、シュレースヴィヒ・ホルシュタインの州警察が、不要になったパトロール用ボートを
200万円程で売ったり、連邦軍も野営用ベッドなどの備品をちょくちょく出品しているとか。
おまけ。ちょっと哀愁の漂うゴレオの背中。
W杯が始まってから、ドイツ国内のテレビでも急に見かけなくなったけど、一体どこへ行ったんだ?!
